汚泥には企業から排出される産業廃棄物と、建設工事などから排出される汚泥など様々な分類があります。弊社では、処理工程などを考慮した1機のプラントを用いて、それぞれに適切な処理を行っています。こちらでは、企業から排出される汚泥や鉱さいやばいじん、燃えがらの処理を行っています。
混合性能に優れたアイリッヒミキサーを装備し、主に工場から排出される汚泥や鉱さい、発電所から排出されるばいじんや燃えがらの処理を行います。一日の処理能力は800tになります。
マシーネンファブリーク グスタフ アイリッヒ社(ドイツ)が、長年蓄積してきたノウハウにもとづいて独自の混合理論により開発した高速撹拌混合機です。
汚泥に不溶化剤・生石灰・セメントを混合・混練し、再生土に再生させます。撹拌能力が高く、極めて均一な混合を短時間で実現することができます。
アイリッヒ インテンシブ ミキサーは、ロータ工具、混合パン及びスクレーパ工具から構成されています。
≪ロータ工具≫ 混合パンの回転中心に対し偏心した位置に配置され、効率良く原料にせん断力を与えることが可能です。速度は高せん断力を発揮する高速から緩やかな撹拌作用を持たせる低速まで、処理目的に応じて設定できます。
処理された再生土を下記の2種類にふるい分けします。
・20mm以下
・20~40mm
それぞれ再生土として
製品ストックヤードへ
・40mm以上
エコスクリーンで選別
スパイラル方式により、撹拌・隔離・選別の3つを連動して行い、精度の高い選別を実現します。
ドラムの回転数や傾斜角度なども調整できるので目的に合わせた選別が可能です。
お客様からご相談を頂いた際に受け入れ可能かを検査する1次品質管理を行い、その後処理作業中も2次・3次を定期的に行います。
具体的には、再生土の簡易策定を2時間に1回、そのほか場内の水質検査(簡易)やプラント内・周辺の臭気測定も実施しています。また製品として出荷する前には第三者機関への分析委託を1ヶ月に1回行い、お客様に安心していただける品質の維持を心がけています。